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乗馬で効果的に体脂肪を燃やすには

 全身を動かし、大量の酸素を消費しながら行う有酸素運動は、脂肪の消費量と安全性が高い上、長時間続けられるというメリットがあります。一方、ハードな運動をする無酸素運動では、血糖や肝臓にあるグリコーゲンが使われるだけで、どんなに激しく動いても脂肪は消費されません。とういことで、有酸素運動がダイエットには最適な運動なのです。

 有酸素運動の中で、もっとも手軽で効果的なのがウォーキングです。ただ、だらだらと通りを流すような散歩では効果がありません。背筋を伸ばし、腕を振って、一定の速度でリズミカルに歩くことで本当に意味のある運動となる。

 これを乗馬にあてはめても同じです。馬の背にただ乗せてもらっているだけでは意味がありません。馬の動きに、自分のからだを動きをとけ込んでいくような感覚をめざしましょう。馬上ではよい動きができるように、馬に乗る前に柔軟体操をして、からだをほぐしておくのもよいし、もちろん乗ってから馬上で行う体操も効果的です。また、緊張するとからだが固くなりやすい人は、大きく深呼吸を繰り返すと、余計な力が抜けて動きがやわらかくなる。

 さて、体内にため込まれた脂肪は筋肉を刺激することで燃え始めますが、運動をはじめて最初に燃えるのが糖分で、脂肪は15〜20分後といわれています。つまり最低でも15分は運動をしないと、効果は期待できません。

 乗馬のレッスンでは、最低30分以上の時間を使う場合が多く、最初の15分程度で体操やウォーミングアップをしているうちに、徐々に脂肪が燃え始めます。そして、少しずつ複雑な動きを取り入れながら運動量を増やしていきます。いい運動ができているかどうかは、運動後の心地良さでわかります。疲労感はあっても、けっして不快ではない汗を流したと感じられれば成功です。

 長く続けて乗馬を楽しんでいるうちに、いつの間にか体に変化があったと気づくようになればいいでしょう。また、有酸素運動は毎日行うのが理想的ですが、それが時間的に難しい人は週に1,2回でもいいので、長く続けていきましょう。
(C)imayoshi