G老年期(英知)  

統合性(これまでの人生ををまとめこれからの人生に関心を持つ)
     VS    絶望 (人生に絶望する)


 社会の組織から身を引き、自分の人生をふり返る機会が増えてきます。いいふり返りができればこれからの人生にも気力が出ます。このときに必要な環境は、必要なときに話を聞いてくれる人で、それは同じ老年者でもいいし、違世代の人でもいい。この関係がお互いに気持ちのいいものであることが重要です。そうすればいいふり返りができます。この課題が解決すると「自分の死に直面したときに、人生の各時期における重要な決定によって生きられなかった人生に対する後悔を乗り越え、自分の人生の総まとめをしながら、さらに残された人生に関心を向けていく」ようになりますが、解決し得ない場合「自分の人生がそれなりの成果を上げながらも、取り返しのつかないことを悔やみ、絶望に陥る」こととなります。
 死と直面したときに、社会から分離しているが積極的に自分の残された人生に関心を向けていく「英知」の感覚を得ることができます。


乗馬との関わり
 核家族化が進み、一人暮らしの老人が増えてきています。馬を通じ、同年代、違年代との交流により、自分の人生のふり返りがいい関係の中ででき、これからの人生についての関心を持つ気力を得ることができます。
「駿風会」では同年代の馬仲間との交流で、そのメンバーの目を通じて自分の見直しができますし、お互いの不安を和らげることができます。
 馬を世話することで、第2の子供や孫を育てるという感覚をえることができ、核家族化の弊害をなくすことができます。

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